目次

まえがき『移動する人はうまくいく』

多くの人を敵に回すかもしれない本

本書を手にとっていただき、ありがとう。この本は私にとって11冊目。ただ、もしかしたら、もっとも批判を浴びることになるかもしれない。

なぜなら、今までのビジネス書やメンタル本を全否定することになるからだ。にもかかわらず、私がこの本を書いた理由は、多くの人が、

「人生を変えたい」
「良い人間関係をつくりたい」
「もっと稼ぎたい」
「自由に生きたい」
「もっと大切な人との時間を増やしたい」

と思っていながらも、同じような毎日を過ごしているから。

私はもともと出版社で働いていて1100万部以上の本を編集してきた。1000冊以上の本を読み、研究をしてきた。

また、自分自身の人生を通して、本に書いてあることの実践してきた。

その人体実験の結果が本書になる。
つまり、多くの本の中から「役立つもの」だけを取り上げた。

なので、本書で紹介する方法は誰もが使えるものになっている。実践した結果、私はハワイやカリフォルニアに移住、年収も30倍以上になった。


環境を変えるだけでいい

ここ3年は、毎月100人以上の人たちと対話してきた。そこで感じるのは、

「もったいない」

ということ。あなたはもっと自由に、もっと好き勝手に生きることができる。にもかかわらず、自分で制限を設けてしまっている人ばかり。

では、どうしてあなたが人生を変えることができないのか?

それは、意志の力で変えようとしているからだ。

たとえば、「今日から早起きするぞ」と決めても多くの人は挫折する。

「やる人は100人に10人、続けるのは10人に1人」なんてよく言われるが、それが現実だ。

つまり、行動を管理することができない。よほど意志の強い人でなければ行管理できない。

では、行動を変えるにはどうすればいいのか?

ずばり、

環境を変える

だけでいい。理由は簡単だ。私たちは、

「環境→感情→行動」

の順で動いているから。

でも、多くの本や、多くの人が「感情」(モチベーション)だけで行動を変えようとする。だから、続かないのだ。最初はやる気があるから行動は変わるが、どんどん環境の力で引き戻されていく。まず、環境を変えること。


支配者からの解放

環境をどんどん変えるために移動する。移動することによって、あなたは「移動力」を手にする。

「移動力」とは、

環境を切り替える力

のこと。本書を読むことで、あなたはどんどん移動力が身につき、環境をどんどん変えられるようになる。その結果、行動が変わる。

どうして、こんなに単純なことが知られていないのだろうか。

それは、

「支配者たちに都合が悪いから」

でしかない。移動せずに定住してくれることで、支配しやすくなる。戸籍や住民票には必ず住所が書いてある。どんどん移動されたら、支配者は税金も取れなくなる。

同じように資本家も労働者には移動してほしくない。経営者は従業員に移動してほしくない。


過去の繰り返しからの脱出

第1章に詳しく書いたが、

「定住が不幸のはじまり」

なのにもかかわらず、私たちは定住こそ正義と教え込まれてきたのだ。それが間違いであることは、ほぼ証明されてきた。

今こそ、その洗脳から抜け出そう。そのために批判を覚悟で書いたのが本書になる。もしあなたが移動力を身につけなければ、

これからも過去と同じ毎日を繰り返す

だけになる。本当にそれでいいのだろうか。あなたには無限の可能性が眠っている。その可能性を発揮せずにいるのはもったいない。

あなたが行動すれば、きっと救われる人もいるだろう。もし、あなたが本気になれば、周りに良い影響を与えるはずだ。

私たちは環境の生き物だ。あなたが行動をはじめて周りに良い影響を与えれば、周りの人も変わっていく。

本書を読むことで、あなたはきっと居ても立ってもいられなくなるだろう。そして、移動の重要性に本能的に気づき、見える世界が変わる。

あなたはもっと人生を楽しんでいい!
それでは第1章を読んでいこう!

まえがき『本を読む人はうまくいく』

人生というゲーム攻略本

 本書を手に取ってくれて、ありがとう。
 まずは伝えたいのは、

「人生は誰でも攻略できる」
 
 ということ。とはいえ、私たちは“人生の攻略法”を教えてもらっていない。

 たとえば、学校はどうだろうか。

 そこで教わるのは、単なる教科の勉強であって、人生を攻略する方法ではない。実際に勉強ができるからって、人生がうまくいくとは限らない。

 だから、私は本書を書いた。

 仕事柄、いわゆる成功者と呼ばれているような人、いかにも幸福度が高そうな人に会う。その人たちに共通することがある。

 それは、本を読んでいること。

 経済的な成功が幸福度につながらないとはいえ、よく「年収と読書の関係」はネット上でも話題になる。

 「読書量が多ければ年収も高い」という話だ。でも、読書好きでも経済的に恵まれない人もいる。
 
 その違いの1つは、「本の選び方」を間違えていること。
 もう1つは、「完璧主義」なため本を読むのが遅いこと。

ユダヤ人から学んだ最強の投資とは?

 「年収と読書の関係」からわかるように、読書が人生を攻略する上でのカギになるのは間違いない。

 特に、参考になるのが国際金融資本を支配するユダヤ人の教えだ。彼らは「知識に投資」することを重視している。その結果、世界の金融を支配している。

 実際、本はもっとも投資効率がいい。

 私は出版社に10年間、その後も13年間にわたり出版に関わってきている。自著も本書で13作目だ。さらに、ほかの業界の仕事もしている。いろんな業界の人と関わっていながら、出版もやっている。

 私は出版社を退社後、アメリカに移住した。最初はホノルル、そのあとはサンフランシスコ。今は東京とロサンゼルスに拠点を持っている。最近では拙著『移動する人はうまくいく』(すばる舎)もベストセラーになった。

 この経験の中で多くの人に出会って、読書こそ人生を攻略するカギだと確信した。

 そもそも、読書はコスパ(コストパフォーマンス)が高い。使ったお金に対して返ってくるお金が圧倒的に多い。
 
 出版社で働いていたときに感じたのは、「こんな商売は儲からない」ということ。日本の出版業界は儲からないようにできている。

 その理由は、出版は文化事業であり、国民に広く行き渡らせるようにできているからだ。その結果、海外に比べて価格が低い。私はよくアメリカの書店に行くが、1冊5000円なんて普通だ。


1冊の本をつくる労力を知れば、コスパ最強だとわかる

 これは著者でもある私だから言えるのだが、本を1冊書くためにかかる労力は膨大だ。時間もかかるし、脳みそも使う。

 たとえば、1冊書くのに100時間かかるとしよう(考えている時間は含まない)。東京都の最低賃金1200円弱とするなら、12万円だ。

 さらに、1冊書くのに100冊分の知識は必要になってくる。これも1冊平均1500円だとするなら15万円。合わせて27万円。

 それが千数百円で買えるのだ。出版業界にいた自分からすると、1万円でも安いとすら思える労力だ。編集者が編集し、印刷会社が印刷し、営業が書店に営業し、書店が読者に売る。最近では紙代や印刷代も高騰している。

 1冊が読者に届くまでに何人もの人が関わり、コストも膨大にかかっている。それが千数百円。どう考えてもコスパがいい。

 当然、読書をしていれば、そのコスト以上のリターンが見込めるわけだから人生は好転していく。


「読み方」より「選び方」が重要

 ただ、ここで問題がある。

 そもそも、これだけ本があるわけだから、「どの本を読むかが重要」だということ。でも、書店をみても、本の読み方の本は多いが、意外と「選び方」はない。私はこう思っている。
 
「どう読むかより、何を読むか」
 
 で人生が変わる。そもそも株式投資だって、どの銘柄を選ぶかで結果が大きく変わる。であれば、本だって同じだろう。にもかかわらず、いままで「本の選び方」は軽視されてきたように思う。

 普段から「読書をしたほうがいい」と若者に勧めることが多いのだが、

「どの本を読めばいいですか?」
 
 という質問が圧倒的に多い。行動経済学でも言われているように、人は選択肢が多すぎると選べない。新刊は毎日200 冊以上出ると言われるくらい本はどんどん増えている。さらに、インターネット上に情報もどんどん増えている。

 そんな中で、最適な選択をできるわけがない。そもそも脳が選択を拒否するのもわかる。あまりの情報の多さに思考停止してしまっているのが現代人だ。
 だから、本書では、本の読み方や読書の習慣化の方法以外にも、

 7つの目的別の本の選び方
 101冊のオススメ本リスト
 
 も書いた。少しでも本選びの手助けをしたかったからだ。しかも、101冊のリストでは、読みやすく、誰もが楽しめる本を選んだ。

 本の選び方で人生は決まる。


タイパも圧倒的!

 さらに読書はコスパがいいだけでなく、タイパも良い。
 ここでいう「タイパ(タイムパフォーマンス)」とは、かけた時間に対して得られる成果の大きさを指す。

 なぜなら、文字を読むほうが圧倒的に早いからだ。同じ内容を動画やセミナーで学ぼうとすれば、倍どころか3倍、4倍の時間が消える。

 しかも、動画は再生スピードを上げられるが、その分、理解することなく情報が流れていってしまう。文字は自分の理解度に合わせて自在にスクロールできる。たった数分で要点を抽出し、頭にインストールできるのは読書だけだ。

 さらに読書の凄みは、移動せずに脳内を書き換えるから「移動したのと同じ効果」を得られる点にある。

 人は旅先で見知らぬ景色に触れると、新しいニューロンのネットワークが生まれ、思考の枠が拡張されると言われる。しかし旅には時間もお金もかかる。

 一方、読書はページをめくるだけで、異国の街角にも宇宙の果てにも瞬時にワープさせてくれる。机の前から一歩も動かずに、脳内に新しい“地図”を描き直せるのだ。これはまさしく「ゼロ距離の旅」であり、コスパだけでなくタイパの極致でもある。


不安が消える、本の3つの力

 そして、読書は不安や悩みを減らすのでムダな時間が省ける。
 悩みの正体は「わからないこと」への恐怖だ。知識が増え、選択肢の意味が見えるようになると、人は迷わなくなる。

 迷わなければ、ぐるぐると思考をループさせる無駄な時間も消える。結果的に、仕事でもプライベートでも決断が速くなり、行動に移すまでのタイムラグが劇的に短縮される。

 読書とは、脳内に溜まった情報を整理・最適化してくれるメンテナンス作業なのだ。私たちはあまりにも多くの情報に さらされているから不安が襲われがち。それを読書は軽減してくれる。

 つまり、

1 文字情報だから高速インプットできる
2 脳内旅行で思考の可動域が一気に広がる
3 不安を削り、決断のスピードを上げる

 この三拍子が揃うからこそ、読書は「人生というゲームを攻略する最強の チート」になるわけだ。


読書が生み出す「複利」のパワー

 しかも、読書で得た知識は一度きりの消費では終わらない。
 実務で使い、文章でアウトプットし、人に教えるたびに価値が雪だるま式に膨らむ。株式投資でいえば複利運用だ。

 本書で紹介する、

 「7つの目的別の選び方」

 は、まさに元本を守りつつ、利回りを最大化するポートフォリオと同じ発想に立っている。さらに「オススメ本101冊リスト」は、私が実際に複利効果を体感した“高配当銘柄”ばかりを厳選した。

 さらに本書で紹介している「広く浅く長く」人間関係をつくる秘訣は、まさに複利効果を狙ったものだ。この人間関係を築くための読書法も詳しく書いた。私たちは濃密な人間関係が良いと洗脳されすぎているから、

 広く、浅く、長く
 
 の価値を知ってもらいたい。この「広く浅く長く」が人生攻略で実は一番重要なポイントだから。

 私は本書を通じて、多くの人が本を好きになるきっかけを作りたい。

 なぜなら、私は出版業界に入って人生が大きく変わったから。出版業界への恩返しとともに、本を通じて多くの人と繋がりたい。 

 くり返すが、「読書が好きになる101冊」も載せている。どれも読みやすい本なので、ぜひ、手に取って欲しい。

 ぜひ、この後から始まる第1章から読んでみてほしい。


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