Freedom is Slavery(自由は隷従なり)

2015-10-20 哲学, 書籍

ジョージ・オーウェルのSFの名著

『1984』

というのがある。

その中で、

「Freedom is Slavery(自由は隷従なり)」

という印象的なフレーズが出てくる。

さらに、この小説では、

「人間というのは意志が弱く、臆病で、『自由』に耐えることができない」
「だから、自分より強い者に支配されたがる」
「人類は『幸福』と『自由』の2つの選択肢があるとき、『幸福』を選ぶ」

という真理が述べられていく。

結局、多くの人をみていてオレが感じるのは、

「自由」を望んでいなくて、「自由を望む状態」を望んでいる

ってこと。

やたらとオレたちは、「自由」が尊いものと洗脳されてきた。
たしかに、オレも「自由」は大切だと思うし、「自由」を愛してる。

でも、多くの人は、

「不自由な幸福」と「自由な不幸」

なら前者を選んでしまう。

これが現実だ。

そして、まさに現在の日本は「不自由な幸福」が蔓延している。
別に日本は「自由」だ。

ただ、多の人は、

自ら不自由を選んでいく

ように思う。

現代の奴隷の代表であるサラリーマンだって、多くの人は望んでなっている。

少し小銭を稼いだ連中も税金が安いからとアジアに移住しているが、これも完全にお金の奴隷。
税制に合わせて住むとこ決めてるわけだから。

人類の歴史を見ても、国を創り、法律を創り、ルールを創り…。

気を抜くとオレたちは、どんどん奴隷にされていく。
だから、本気で「自由な不幸」を選んでいく覚悟が必要なんだ。

そうしたときに初めて「自由」になれるから。

与えられた「自由」は所詮、他人のもの。
つまり、自由に選べたというだけで、選択肢が他人が創ったものなら真の自由はない。

「自由」というのは選択肢を自ら創ることだから。

『超一流の二流をめざせ!』-のコピーP.S.
ちなみにオレも電子書籍『1984』ってのも出しています。笑
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<『超一流の二流をめざせ!』(長倉顕太著)>
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<長倉顕太公式サイト>
http://kentanagakura.com/
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