出版社は崩壊

2013-11-30 哲学

もう出版社はほぼ崩壊したんじゃないか。

崩壊というか役割が変わらないとまずいんじゃないか。

いまホリエモンの『ゼロ』や水野敬也さんの『人生はニャンとかなる』なんかが売れている。『ゼロ』はオレが尊敬する2人の編集者によるもの。『人生はニャンとかなる』は水野さんの出版社が出したもの。『ゼロ』の編集者2人は出版社を辞めている。水野さんは自分の出版社で出した。

何が言いたいかっていうと、もう既存の出版社は終わってるんだ。

既存の出版社に残ってるのはサラリーマン的な社員だけ。

オレが前から言ってるように、出版の売上が落ちているのは世の中のせいじゃなくて、出版社にいる人間がつまんないからだってこと。

出版社がまじでやばいことになったと感じたのは、インチキ出版プロデューサーどもが活躍するようになったころから。

出版について何も知らない連中、出版について熱い想いもない連中が、出版したいって奴を騙して高額を取り、ネタのない2流編集者をつかまえて企画を通させるってビジネスが横行するようになってから。

出版したいって奴から金を取った時点でビジネスは完了、2流編集者は出版ノルマをこなせたからラッキー。

あとは、プロデューサーに飯でもおごってもらって、またクソ企画を通す。

だから、出版セミナーなんかに来る編集者はろくなのがいないわけ。外部に企画を頼る時点で編集者としても出版社としても終わってる。

でも、『ゼロ』の例でもわかるように、いよいよ外部プロデューサーに本物がきたわけだ。ここからが本当の勝負だと思うし、面白い時代になっていく。

インチキ野郎、インチキ出版社はどうでもいい。

ここから出版界は相当面白い時代になっていく。

著者だって、本だけの印税でなかなか食えなかったわけだが、それだっておかしいし。

あれだけエネルギーを注いだ作品がそれなりに売れても、印税は小額。

おかしい。

編集者だって年間10本以上作らなきゃいけないってのもおかしい。いろんな意味で出版界が大きく変わろうとしている。

著者がそれなりの対価を得るようになれば、オレがやってるバックエンドビジネスだって必要なくなる。

これからは著者の力、編集者の力がダイレクトになる時代。

オレ自身も編集者として力を磨いていかなければって真剣に思ってる。

いままではマーケティング力できてしまったから。と同時、編集やプロデュースって仕事はチャンスも増えてきた。

だから、オレはプロデューサーを真剣に育てようと原田翔太さんと講座をやるわけだ。厳しい時代だけど、面白い時代になった。

だから、12月22日のイデアサミットでは「出版界の今後、出版の戦略」についても語るつもりだ。ぜひ、イデアサミットには来てもらいたい。http://idea-pub.s3.amazonaws.com/ideasummit2013.pdf
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