「具体的」は奴隷を作る
2015-09-17 書籍
オレがデビュー作『超一流の二流をめざせ!』で心がけた事の1つが、
そこそこ具体的だけど、問いが生まれる本
だった。
なんで、そう心がけたのかっていうと、
最近は、具体的なことを言う本が多い
からってこと。
どうしても、編集者や著者は言いたいことを伝えたいから、
より伝わりやすくするために
具体的にしていく
ことになる。
これは、オレも編集者としてやっている。
実際、具体的に書いたほうが伝わりやすいんだ。
ただ、
具体的に、わかりやすく、伝える
ってのはプレゼンのスキルに近くて、これって
読者を説得する
ってことにつながる。
残念なことに多くの読者は、
説得されたい
から、ニーズがマッチしていく。
でも、これって、
危険
だと思うんだよね。
だって、説得されちゃう人って何も考えなくなるから。
『超一流の二流をめざせ!』の中にも書いたけど、
オレたちは知っているストーリーが大好き
なんだよ。
新しいものは異物だから抵抗したいって作用が働くから。
だから、最近のビジネス書って、
納得感が高い=満足感が高い
ってなって、作り手もそっちに走りがち。
でも、そういうことを散々やってきたオレが書くんだから、あえて、
そこそこ具体的だけど、問いが生まれる本
を目指したわけだ。
本当は具体的な部分を全部排除することも考えたけど、
そらくそれだと、ただ単に難解な本になってしまうから。
それだと「問い」も生まれない。
具体的すぎるとフォロワーや奴隷を生むだけだけど、
抽象的すぎると誰も読まない本になってしまう。
でも、『超一流の二流をめざせ!』は、
そこそこ具体的だけど、問いが生まれる本
に仕上がったと思っている。
サンマーク出版の鈴木さんには感謝しかない!
<『超一流の二流をめざせ!』(長倉顕太著)>
http://www.amazon.co.jp/dp/4763134868
<長倉顕太公式サイト>
http://kentanagakura.com/
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<ドキュメンタリー番組。デビュー作『超一流の二流をめざせ!』発売までの3カ月>
http://youtu.be/O6T-3YVSlE4