金の臭いを知る

2012-11-26 哲学

私が10年間で本を1000万部、本以外のコンテンツビジネスで100億円やれた理由の一つに、金の臭いに敏感だったことがある。

若い頃に、アトランティックシティのカジノに一年近く入り浸ったりした経験も大きい。

そして、28歳で出版業界に入ったときに感じたのは、ほんの一部の人を除いてビジネス感覚がなさすぎだということ。

簡単に言えば、お金と時間と頭をどこに投資して、どうやって利益をあげるのかだ。

しかし、よくよく見ると、編集者は金のやりとりの場にいないし、書籍の営業も返品ありだったりで、ビジネス感覚が育つわけない。

ビジネス感覚がないということは、勝負どこがわからない。

だから、勝てない。私は弱小出版社にいたから、徹底的に勝ちにいくしかなかった。

一緒に戦ってくれる人に著者になってもらった。

書籍も電子時代に入り、インターネットマーケティングができない出版社や著者は退場を強いられる。

きっと、なにもわかんない出版社は、インターネットマーケティング会社に無駄金を払ったりすることになる。

コンテンツとマーケティングを分離しては考えられないにもかかわらず。

なぜなら、そういう会社はマーケティングしかわからないから。

実は、企画段階からマーケティングは始まる。

当然、コンテンツを知らないインターネットマーケティング会社は役に立たない。

だから、コンテンツとマーケティングがわかる私は勝算があると思っている。

私のように書籍と情報販売の両方で結果を出した人はいないから。

でも、金の臭いを感じれるようになれば、編集者には大きなチャンスが待っている。